13人目:ひとり旅仲間K ⑤太陽の楽しみ方
この記事は①~⑥まである中の⑤です。ぜひ続きでお読みください。
ひとつ前の④はこちら。
モンジュイック城からの眺めを楽しんだ後、ケーブルカーでまた下におり、Kの自転車の後ろに乗せてもらってカタルーニャ美術館の前に来た。
自転車の後ろに乗せてもらうのって、初めはこわかったけれど慣れるととっても楽しい!気持ちいい風を受けながら、街をかけぬける。
小腹がすいたのでカフェでコーヒーとクロワッサンを買って、石段に座って食べる。
今日もいい天気だ。しあわせ。
K「この建物なんだろう」
なつこ「カタルーニャ美術館だよ。普段は入場料かかるけれど、毎週土曜の15-18時は無料開放してる。じつは先週土曜に行きたかったけど、ジローナからバルセロナへ行く電車がなんらかのトラブルでかなり遅れて、結局行けなかった。」
K「その電車、遅らせたのはおれだよ!」
なつこ「?どういう意味?」
K「なつこに先週ひとりでカタルーニャ美術館行かせたくなかったから、わざと電車止めたの。今週土曜、一緒に行こう。」
なつこ「はは、そういうことね!Kのせいだったのか、ほんと迷惑な奴。ほかの乗客に謝れ。」
はは、と笑う。
なつこ「無料で楽しめるバルセロナといえば、そういや目の前にあるあの噴水。
マジカ噴水は毎週金曜と土曜の夜に一時間光と音の噴水ショーやってるんだよ。先週土曜の夜行ってきた。綺麗だった。」
K「なんでそんなによく知ってるの?」
なつこ「ほかの旅人のブログを読んでお得な情報は調べてきたんだ。あ、明日は木曜だけど木曜の18時以降はピカソ美術館お無料開放してるんだよ。行く前にオンライン予約が必要だけど。」
K「木曜って、明日だね。一緒に行こう。」
なつこ「わかった、じゃあ今オンライン予約取るわ。」
明日の19:30に二人、予約が取れた。
なんだか毎日Kに会っている気がする。平日の昼間も一緒に遊べる、って旅人どうしだからできることだよね。
そのあと、また自転車の後ろに乗せてもらって
La Isabela Hotel 1898 の上のルーフトップバーへ行く。
昼間から飲むビールが最高!
ここも街の景色がよく見える。向こうには、サグラダファミリアが。
プールサイドで寝そべって、ビール飲んで太陽を楽しんだ。
スタッフがサービスで持ってきてくれたオリーブが、とっても大きくて美味しかった。
今までで食べたオリーブの中で一番!だった。写真撮っておけばよかった。
Kが言っていた、太陽を楽しむってこういうことなのね。
あくせく観光するではなく、ホテルのルーフトップバーでゆったり日差しを浴びながら昼から飲んで。最高だな。
ひとりでも楽しいけれど、旅仲間と一緒に飲んで昼間からのんびりするの最高!
そのあと、また少し移動してカタルーニャ広場に面している
ホテルIberostarのルーフトップバーでサングリアを飲む。
私は1898のルーフトップバーで既に4杯くらい飲んで酔ってたので、全然サングリア飲めなかった…。勿体ない。
それでもきっちりお会計を半分にしてくるあたり、Kはけちだな、ひどい。と思いながら。
Kは、シエスタしてから夜はまた友達と飲みに行くらしい。
どんだけ飲むんやねん!とツッコみたくなる。
K「また、明日ね。ピカソ美術館で。」
なつこ「また明日!」
18時に解散。太陽を十分に楽しんだ一日だった。
(⑥に続く)