旅のトラブル(イタリア編 その2)
前回は、ヴェネツィアにて水上バスヴァポレットのチケットを買うことができず乗船したら、罰金€50を取られた。
公共交通機関の罰金関係で、もうひとつトラブルがあった。
それが起きたのは、ミラノ→ジェノヴァ へ向かうトレニタリアの電車内で。
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イタリア国鉄の場合、日本とは違って改札がないので、乗客は自分でチケットを刻印機に通し、刻印をした上で車両に乗り込む必要がある。
車内で、車掌による検札があるので、その際にチケットに刻印がなければ罰金の対象になる可能性がある。
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はい、私は切符を購入したものの、刻印機に通さず乗車してしまいました。
車掌に、電車での罰金€40をその場で支払うよう催促された。
車掌「ルールはルールだ。こっちに来て罰金払え。」
なつこ「すみません、そのルールを知りませんでした。
きちんと切符を買って乗車したのに、罰金を払わなくてはならない意味が分かりません。」
(私は、本当にそのルールを知りませんでした。)
車掌「刻印機に通さないと、罰金なんだよ。知らなかった、じゃ通用しない。罰金払え。」
なつこ(車掌を無視)
車掌「電車降りたら、警察連れてくぞ。」
なつこ「問題ありません。罰金払わなければならない意味が理解できません。それでは、またあとで。」
結局、終着駅のジェノヴァに着いたあと、車掌は私のところへ来ませんでした。
ので、普通に電車を降りて宿に向かいました。
なんだ、無視すれば払わなくて済むのか。車掌って、いい加減な仕事だな。
と思った。
あとからガイドブックを読んで、刻印機に通すルールを知りました。
(やってしまった…。悪いことしたな。)
でもヴェネツィアのヴァポレットで既に罰金€50を払っていた私は、あの時どうしても払いたくなかった。二度目の罰金だなんて。
強気で押し切りましたが、このやり方はおすすめはできません。