なつこの旅にっき

旅&酒が好きな30代女、なつこ。25か国の渡航経験あり。自由気ままな旅先での出会いの記録を綴る。食べて飲んで、自分の足で歩いた備忘録。ツイッター:https://twitter.com/natsuko3tabi

旅のトラブル(イタリア編 その1)

ついてない。

 

本当に運が悪い。

 

ヴェネツィア水上バス、ヴァポレットで罰金 €50! 取られた。

乗船時に有効なチケット(一回券:€7.5)を持っていなかったからだ。

 

どうすればよかったのか。あれは、致し方なかった。

 

それは日曜の朝。ヴェネツィア二日目。

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ヴェネツィアの街並み

私はヴェネツィアのジュデッカ島の宿を出て、中心市街地であるサンマルコ広場へ出ようとしていた。

 

ヴォポレットのチケットが購入できるタバッキ(イタリアのコンビニのようなもの)は私の宿の近くにはひとつしかなく、日曜日であったためそのタバッキは閉まっていた。

 

チケットが買えないまま、ヴァポレットに乗り込んだところ

チケットチェックのスタッフが来て、

 

スタッフ「チケットを見せろ」

と。

 

なつこ「乗船前にチケットを買いたかったんですが、ジュデッカ島のタバッキが閉まっていて買えなかったんです。」

 

スタッフ「じゃあ、罰金ね。€57.5 出して。」

 

なつこ「いや、だから説明した通り、私は乗船前にチケットを買いたかった。けれど、ジュデッカ島のタバッキが閉まっていて買えなかったんです。いま、チケット代の€7.5払わせてください。」

 

スタッフ「乗船後すぐ、船を運転している人にそれを説明した?」

 

なつこ「いえ。忙しそうだったので。いま、まさに行こうとしていました。払おうとしていました。払おうと思っていました。」

 

スタッフ「はい、すぐ行かなかったあなたが悪い。今払うべきはチケット代じゃなくて、罰金ね。€57.5 出して。」

 

なつこ「いえ、でも島のタバッキが日曜日で閉まっていて買えなかったんですよ。」

 

スタッフ「文句言わず早く罰金払え。€57.5! カードと現金どっちがいい?」

 

スタッフが声を荒げるので、他の乗船客からの視線が集まる。

周囲は、あーこいつ見つかっちゃったな。運悪かったね~。という雰囲気。

(なつこ、仕方なく手持ちの現金€60を出す。)

 

スタッフ「おつりがないな。今、€10しか持ってない。あなた、€7.5持ってるでしょ?」

 

なつこ「ありません。」

 

スタッフ「じゃあ今回はディスカウントね。はい、おつり。」

と言って、€10を返してもらった。

 

ん?罰金にディスカウントって何?

あのスタッフ、私が現金で払ったのをいいことに、まさかあの€50を

自分のポケットにしまうんじゃ・・・?

 

と思わざるを得ない瞬間だった。こいつ真面目に仕事してないんじゃないの? 

最悪。運が悪い。

 

ヴァポレットに乗らないとどこにも行けないという、アクセスの悪いジュデッカ島の宿を選んだことを心から悔やんだ。

 

それに加え、 

前日滞在していたボローニャのホステルのベッドで寝ている間にダニに刺されて、

背中や手足が十数か所もパンパンに熱をもって腫れていた。

二週間はひきずりそうな熱を持った腫れ具合だ。

 

こんなにも酷くダニに刺されたのは、人生二回目だ。

アメリカにホームステイしていた時のベッドでも刺され、熱を持った腫れが二週間続いた。

 

冬の旅であるため、日本からかゆみ止めも持参してきておらず、つらい。

まず、ヴァポレットを降りたら薬局に行ってかゆみ止めを買おう。

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ヴェネツィアのカーニバルで仮装する子供たち

旅の体験記を書くことを選んだ以上、旅の失敗談はネタとして、感謝すべきか。

失敗のない人の旅行記なんて、面白くもなんともない。